都会の一角にある公園を制作の場として、冬を越して伐採された木々を再利用し、草月流の作家21名がそれぞれの
思いを込めて、作品を生けました。まるで公園全体に命を吹き込むように・・。
作家たちの思いと植物素材が持つエネルギー、木々の根っこから公園内に発するエネルギーが、絡み合い
日本庭園に共鳴して輝き出していく。
行き交う人々の心も和ませていました。

会場:高橋是清翁記念公園
明治後期の金融界の重鎮であり、大正から昭和初期まで首相、蔵相をつとめ、五十円券(お札)の肖像としても
描かれた政治家高橋是清の邸宅跡地にある公園です。普段から区民の憩いの場にもなっています。

庭園内の木の根っこ部分が、とても魅力的だったのでこの場所を選びました。